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04 学校法人 電子学園 管理部 施設管理課 坂井 紅 Beni Sakai04 学校法人 電子学園 管理部 施設管理課 坂井 紅 Beni Sakai

ステークホルダーと連携し、
豊かな学びの場を提供します。

Q:これまで色々な部署をご経験されてきたようですね。

はい。新卒入社してから30年弱、学務課や教務課、キャリアセンターまで幅広く経験をしてきました。学園の中でも(経験部署が)多い方だと思います。2019年4月から管理部に異動してきましたが、おかげ様でほとんどの先生と面識があるので仕事はしやすいです。管理部では女性が珍しいので、私が教室で電球を変えていると先生方から「電球も変えるんだね!?」とびっくりされることもありますよ。誰でも気軽に声をかけやすい管理部にしたいと思っています。

Q:日ごろどのような業務をされていますか?

校舎や教室のメンテナンスです。「用務員さん」というとイメージしやすいでしょうか。教室運営が無事に進むようにしています。トラブルがなく各部署から連絡がない「暇な状態」が管理部の理想ですが、実際には毎日多くの連絡があります。その内容は「電球が切れた」、「お湯が出ない」、「大きなゴミをどうすればいいか」、「台車を貸してほしい」、「パソコンをくるむプチプチありますか?」、「クーラーが効かない」といったことなど様々です。連絡があったらまず現場に行き現状を把握するよう部署全体で連携しながら対応しています。だからこれまでで一番歩いています。痩せませんけど(笑)。君塚部長からは電話がきたら常に対応できるよう施設管理課に誰もいないことのないよう厳しく言われています。こういった日々の対応をする一方で、部署としては大規模修繕のような校舎全体の管理もあるので幅広いです。

Q:他にはどのような業務がありますか?

校舎や教室に関して必要なモノの発注も管理部で処理をしています。電球からパソコン、什器まで色々です。あと、以前教務課がやっていた教室管理を2019年4月からは管理部で行うようになりました。教室の予約や時間割の変更に対応しています。以前、予約が10分間バッティングしていたことがあり心臓が止まりそうでした。それで同年秋から教室管理システムが導入されました。以前は紙ベースの予約だったので連絡が回ってくるまでの時差がバッティングの原因でした。システムを導入してもミスは怖いので細心の注意が必要です。

Q:異動されて驚いたことはありますか?

本館地下一階に機械室があるのですが、「学校ってこんなモノがあるんだ」というほど沢山のモノがあります。それが小さいものから大きなものまで、ものすごくきっちり整理されています。例えば加湿器のような季節ものも入れ替わりながらこの機械室で保管しています。それから管理部の方のきめ細かさですね。「無くても大丈夫だけど、こうしておいた方が気持ちいいじゃない」という心配りが素晴らしいです。雨の日はマットを多めに敷いておくとか、消毒液は常に満タンにし液漏れしてもよいようにタオルを敷いておくとか、イベントの時に先に来てエアコンの電源を入れておくとか。一つレベルを上げるとそのレベルで維持していかなければならないので終わりがないですが、それを積み上げてこられた歴史を感じます。

Q:日ごろ気を付けていることはどのようなことですか?

業者さんとも良好な関係を築いて連携していくことです。急なお願いをすることも多いので気持ちよく仕事をしていただきたいと思っています。基本的なことですけど気持ちよく挨拶することから大事にしています。現場のことは業者さんの方がよく知っていますから教えていただくことやご提案いただくことも多いです。コロナウィルス対策でも業者さんがいち早く消毒用アルコールを確保してくださって助かりました。日ごろからコミュニケーションをしっかりとっておくことの大切さを実感しました。

Q:どのようなことにやりがいを感じますか?

応接室の掃除が好きです。椅子の並びを直したりデスクの手あかなどを拭いたりしてきれいになると気持ちがリセットされて、ピシッとします。私たちの仕事は何かを生み出すというよりは維持していく方の仕事で、いわば黒子ですけれど、これを業者さんも含めた管理部全体のチームプレイで守っている充実感があります。切れた電球がまたついていることに誰も気づかないかもしれませんが、「ちゃんと電気がついている」ということがうれしいです。つつがなく無事だとホッとします。管理部は暇が一番なのです。でも、とにかく毎日色々起きるので飽きませんね(笑)。

「5年後の私へ」

コロナの前のような生活に戻り、消毒液の補充や教室内の消毒がなくなっているといいなあ。あの時は大変だったよねと苦労話が笑って話せていると嬉しいです。 色々な資格を取得して頼りにされる存在になりたいです。