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03 日本電子専門学校 広報部 課長 木村 佑 Yu Kimura03 日本電子専門学校 広報部 課長 木村 佑 Yu Kimura

誇りを持って仕事をします。

広報は学校の顔、誇りをもって取り組んでいます。まず人として信頼されることが大事。広報は学外に出て人と接することが多い仕事です。高校や日本語学校で先生や生徒はもちろん様々な協力企業の方ともお会いします。私自身の印象がその方にとっての日本電子専門学校の印象になってしまうのでとても気を使います。

Q:ガイダンスなどで気を付けていることは何ですか?

身だしなみや礼儀、時間を守るといった社会人として当たり前のことを絶対に外さないといったことはもちろん、どんな雰囲気をつくり、相手にどんな印象を与えるかを考えながら対応しています。高校の先生への対応も大事ですが、特に高校生に対して一番気を使います。どんなにいい話をしても、目の前の説明者を信用できなければ頭に何も入ってこないと思うからです。ガイダンスなどで接点が持てる30分程度の中でどれだけ距離を縮められるか、信頼されるかが勝負です。第一印象でチャラチャラしていると思われたらダメ、でも真面目だけでつまらないのもダメです。そのバランスの中で自分のキャラクターも出せるように工夫しています。

Q:高校内ガイダンスのコツなどはありますか?

実はガイダンスが始まる前が大事です。はやく教室に入れた時は、アイスブレーキングをし、距離を縮めます。『部活は何をしているの?』とか『学校は楽しい?』などといった雑談の中で生徒のグループの状況を把握します。サービス業出身なので、場の雰囲気を感じながら相手の関心があることを探るのは得意かもしれません。
アイスブレーキングではつかみも大事なので、ニュースや情報サイトを見て旬な話題を収集しています。最新のIT関連のニュースや人気のアプリランキングなんかは高校生の関心も高いのでよく使います。

Q:信頼されるために大切にしていることはありますか?

月並みですが一人ひとりの学生の事情や悩みにしっかり寄り添って対応することですね。最近は経済面での相談も多いのでとことん対応しています。特に地方の生徒は保護者も含めて経済面のことで計画を立て安心しなければ東京に進学できません。
仙台の高専連携特別講座に参加した生徒がいました。世界的に有名なCGアニメーションの会社に就職したいという夢を持っていて、絵画の技術も高くて「この子は本気だな」と感じました。ただその生徒は経済事情がかなり厳しい状況でした。東京での住居について保証人が立てられない状況だったためアパートや学生寮も受け入れができず、私も一緒に探したのですが10件以上断られました。一時はさすがに無理かと思いましたが、部内で協力しながらあきらめずに探しました。結果的には学校としてお付き合いの深い学生寮の会社さんが当初はNGでしたが受け入れてくれることになりました。高校の先生は、東京での生活費や地元での入学前のアルバイト収入などのシミュレーションを立てるなどしてくださいました。先生とは10回以上打合せをしたと思います。その甲斐あって無事にうち(本校)に入学することができました。
その学生から「木村さん!ちょうどご挨拶に行こうと思っていたんですよ。夢に向かって頑張っています。本当にありがとうございました。」と言われた時は、ほっとすると同時にとても嬉しかったです。その子は無事CG会社に就職が決まり、社会人として頑張っています。

Q:木村さんが大事にしていることはどんなことですか?

学校の顔であると同時に業界の顔でもあります。学生募集は業界が採用したい人財を募っているわけですから誰でもいいから、ただ人数を集めるというわけではありません。特にCGやゲームは「やりたい」という子は多いのですが本気の子は少ないです。ゲームが好きなこととクリエイターになることの違いやプロの仕事の取り組み姿勢などを伝えています。実際にこの業界は作品を創る力がないと就職ができないですし、数学、物理、コミュニケーション、プレゼンテーションの力も必要です。その力をつけるためにうち(本校)では課題も多く、結構忙しくてあっという間の2年間(学科によっては3年間)だということも伝えています。

Q:仕事のやりがいについて教えてください。

学生募集には目標があり、結果がすべてなのでプレッシャーは大きいですが、責任感とやりがいをもって取り組むことができています。学校全体の中では直接学生を指導するわけではないので、教育機関の部署としては目立たない存在であっても縁の下の力持ちとして大切な役割を担っていると思います。学園の雰囲気も学生募集が良くないと暗くなってしまうでしょうから、ある意味で学園全体のムードの要を担っていると考えています。電子学園の明るい雰囲気が好きなので、良い結果を出し、この雰囲気を保っていきたいです。

「5年後の私へ」

広報部のトップとして部全体を引っ張っていく存在でありたいと考えています。個人としては計画立案力や決断力を兼ね備え、学内外問わずに信頼を得られる様に成長したいと思います。これまで歴代の方が守ってきた募集を念頭に入れつつ、少子化に対応し得る新たな募集方法の確立をしていきます。